犬にさくらんぼを与えてもいいのでしょうか?
与える際の注意点などもご紹介していますので
ぜひ参考にしてください。
犬にさくらんぼは与えても良い?
犬にさくらんぼをあげてもいいの?と思われますが、適正量を守れば与えても問題ありません。
しかし、ただし、さくらんぼの種や茎は「アミグダリン」という、消化器内で青酸カリと同様の成分に変換される成分が含まれているため犬には絶対に与えてないように気をつけましょう。
ですが、さくらんぼを与えることで期待できる効果もありますのでご紹介していきます。
さくらんをあげることで体に役立つであろうと考えられるおもなもの
- ビタミンC|抗酸化作用で病気の予防、アンチエイジング
- ビタミンE|抗酸化作用、免疫力UP
- アントシアニン|抗酸化・抗炎症作用、血糖値の上昇を抑制
- クエン酸|疲労回復
さくらんぼには、ビタミンCやビタミンE、アントシアニン、クエン酸など体によい成分が含まれています。
さくらんぼをあげすぎるとどうなる?
さくらんぼの食べ過ぎは下痢など体調不良の原因になります。
また、糖分も多く肥満の原因になるので与えすぎには注意してください。
適正な量はどれくらい?
さくらんぼ100gあたりのエネルギー量は64kcalで、種と柄を取り除いた1粒の重さは6g程度。
カロリーから計算すると、犬に与えてもいいさくらんぼの量はかなり大量になります。
しかし、さくらんぼは下痢をしやすい「ソルビトール」を含んでいるので、
犬に与えるとしても「2〜3個」程度にしておいたほうがいいでしょう。
※上記の量はおおよその目安であり、実際の犬の体格や運動量によって異なります。
さくらんぼを与える時の注意点
さくらんぼの種に含まれるアミグダリンという成分は、消化器官内で有毒物質を発生させて「アミグダリン中毒」を引き起こす危険性があります。
犬の大きさや体調などにもよりますが、中毒を起こすと、食後30分〜1時間くらいで痙攣、呼吸困難、下痢、嘔吐などの症状が現れます。
大量に種を食べない限り重篤な状態に陥る心配はありませんが、もしさくらんぼを与えたあとにこのような症状が見られたら、すぐに動物病院に連れていきましょう。
また、さくらんぼの実にはソルビトールが含まれています。
ソルビトールは、ガムなどのお菓子の甘味料として知られていますが、
大量に食べると軟便を通り越して腹痛や便秘を引き起こしかねません。
普段から便通がよくない犬なら少量を与えることで便秘解消の効果が期待できますが、お腹を壊しやすい犬にはあまり与えないほうが安心でしょう。